考えすぎも嫉妬も、考え癖による金属疲労

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考えすぎたり、嫉妬したり、ありもしないことをマイナスに考えすぎたりする。

こういうことが起きると、つい「自分は性格が悪いのではないか」とか

「もっと気にしないようにしなければ」と考えてしまう。

でも、そもそもなぜ、そんなに考えてしまうのだろう。

自分の場合、考えすぎや嫉妬、マイナス思考には、共通する原因があるように思う。

それは、考え癖がついてしまっていることだ。

考える時間があると、余計なことまで考えてしまう

仕事がうまくいっていないときや、何かに不満があるとき。

あるいは、特にやることがなく、時間を持て余しているとき。

そんなとき、頭の中でいろいろなことを考え始める。

最初は仕事の問題を考えていたはずなのに、いつの間にか過去の失敗を思い出し、他人と自分を比較し、劣等感や嫉妬を抱く。

さらに、自分が嫌われているのではないか、将来もうまくいかないのではないかと、まだ起きてもいないことまで考え始める。

ひとつのことを考えていたはずなのに、気づけばいくつものマイナス思考がつながっている。

もちろん、考えること自体が悪いわけではない。

問題を解決するために考えることは必要だ。

ただ、考えれば考えるほど答えが出るとは限らない。

答えが出ないことを何度も考え直し、同じところをぐるぐる回ってしまうこともある。

こうしたことをぐるぐる繰り返すうちにできてしまった空間に、

考え癖の波が押し寄せてきて、マイナスの思考であふれ始める。

何かきっかけがあれば自然とマイナスな方向へ考え始めるようになる。

これが、考え癖なのだと思う。

考え癖は、金属疲労のように起きる

金属は、同じような力が繰り返しかかることで、少しずつダメージが蓄積し、やがて壊れてしまうことがある。

いわゆる金属疲労だ。

人間の思考も、これに似たところがあるのではないだろうか。

一度や二度、嫌なことを考えたからといって、すぐに大きな問題になるわけではない。

しかし、時間があるたびに考え込む。

仕事がうまくいかないたびに自分を責める。

誰かと比較するたびに劣等感を抱く。

そんなことを繰り返していると、少しずつ考える方向が偏っていく。

以前なら気にしなかったことまで気になり、ちょっとした出来事から悪い想像が膨らんでいく。

そして、考えることが習慣になり、考えなくてもいい場面でも、わざわざ考え始めてしまう。

もちろん、人間の心が金属と同じ仕組みで壊れるという話ではない。

ただ、日々の小さな思考の繰り返しが考え方の癖をつくり、その癖がさらにマイナスな思考を生み出すという流れは、十分にありそうだ。

考えることに慣れすぎて、考えなくてもいいことまで考えてしまう。

なんだか、ずいぶん面倒な仕組みである。

考えすぎると、問題まで増えたように感じる

頭の中で考えていると、問題そのものが増えているように感じることがある。

ひとつの問題について考えているうちに、過去の失敗を思い出し、将来を不安に思い、他人との比較を始める。

すると、目の前の問題だけでなく、過去も未来も、他人との関係も、全部が問題になってしまう。

しかし、実際に起きていることが、それほど増えているわけではない。

頭の中で考えることが増えただけ、という場合もある。

しかも、想像したことが事実であるとは限らない。

それなのに、考え続けることで、まるで本当に起きていることのように感じてしまう。

考えることで問題を解決するどころか、自分で問題を増やしているようなものだ。

考えすぎを止めるには、考える時間を減らす

考え癖がついているときに、「もっとポジティブに考えよう」「気にしないようにしよう」と意識するだけでは、なかなか難しい。

考え始めること自体が習慣になっているからだ。

だから、自分の場合は、考え方を変えることだけでなく、考える時間を減らすことも大切なのだと思う。

少し体を動かす。

何か別のことをする。

好きなものを食べる。

動画を見る。

とりあえず寝る。

別に、立派な気分転換である必要はない。

考え込んでしまう時間を、ほかのことで埋めるだけでもいい。

もちろん、それで問題が解決するわけではない。

ただ、同じことを何度も考え続ける時間が減れば、マイナスな方向へ思考が膨らむことも減るかもしれない。

少し時間を置いてから考え直すと、さっきまで大問題だと思っていたことが、意外とどうでもよくなっている場合もある。

考えることが必要な場面もあれば、考えないほうがいい場面もあるのだろう。

考えることにも、休憩が必要だ

考えすぎることも、嫉妬することも、マイナスな想像をしてしまうことも、必ずしも性格だけの問題ではないと思う。

時間があることや、仕事がうまくいっていないこと。

そうしたものがきっかけになり、考え込む習慣ができてしまう。

そして、繰り返すうちに、考え方そのものがマイナスな方向へ傾いていく。

そんなこともあるのではないだろうか。

もしそうなら、必要なのは自分の性格を無理に変えようとすることだけではない。

考えすぎていることに気づいたら、いったん考えるのをやめてみる。

今すぐ答えを出す必要がないなら、後回しにしてみる。

自分ひとりではどうにもできないことなら、考え続けても仕方がないと割り切ってみる。

それくらいでいいのかもしれない。

金属疲労を起こした金属に、さらに力を加え続けても、いいことはない。

人間だって、ずっと考え続けていれば疲れる。

しかも、疲れた頭で考えると、ろくでもない方向へ話が進みがちだ。

考えることが悪いわけではない。

ただ、考え続けることが、いつも正しいわけでもない。

考えすぎているときは、問題を解決するために考えているのか。

それとも、考えること自体が癖になっているのか。

たまには、そこを疑ってみてもいいと思う。

どうせ考えるなら、少しでも自分の役に立つことを考えたい。

少なくとも、自分の頭の中だけで勝手に問題を増やすのは、もう少し減らしたいところである。

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